カウンセリングの重要性について

お客様に似合うヘアスタイルを作るにはカウンセリングが一番大事です。

ところが、あなたもご経験があるかもしれませんが、たった1～2分の簡単なヒアリングで済ませてしまう美容師も少なくないんですね。
でも、頭の形、髪の特徴、理想の髪型、普段のお手入れ、悩みや不満などはお客様によって誰一つ同じものはありません。
たった数分のカウンセリングやヒアリングでお客様に最適な結果などご提供できるはずがありません。

ですので、ホワイスがお客様をカウンセリングするときは、必ず時間をかけて詳しくお客様にヒアリングをします。
もちろんヒアリングだけでなく、顔の形、顔周りの段差、髪の長さ、ボリュームなどもすべて細かく確認をし、位置を似合う様に提案して切ります。
とくに髪の状態は念入りにチェックします。髪を濡らすと一番髪の状態がわかるので、ダメージがありそうな場合やパーマをする場合などは、必ず一度水をつけて状態を判断しています。

カットの技術の重要性について

カウンセリングで導き出した理想のヘアスタイルを実現するために、一番大事になるのがカットの技術です。
実はこれはカラーやパーマの場合でも同じです。
カラーやパーマの場合でもカットの技術の高さがヘアスタイルとしての仕上がりに大きく関係してくるんですね。
それぐらいカットの技術はスタイルを作るのに大事なんです。

ではカットの技術の差はどこで生まれるんでしょうか？

それは「ベースカット」の技術の差です。
ベースカットはヘアスタイルを作る時に土台となるカットの技術のことです。
ベースカットの技術が未熟な美容師の場合、スキバサミで必要以上に髪を減らしたり、毛先をギザギザにカットし過ぎて、まとまりがつかずにスタイルの持ちが悪くなってしまいます。
このベースカットの技術レベルは、実は美容師によって「全然」違います。
同じ「プロの料理人」と言っても、すごく美味しい料理を作る料理人もいれば、「アレ、全然美味しくない・・・」っていう料理人もいますよね（笑
それとまったく同じなのが美容師という職業です。

ホワイスはベースカットの技術をとても大切にしています。
通常のベースカットは「頭の形や骨格は考えずにとにかく決まった形を切る」ことが重要とされています。
しかしそれでは、お客様に合ったスタイルを作ることは出来ません。
ですから、ホワイスの場合はお客様の頭の形に合わせたカットが出来るように、頭を何等分かに分けて細かくカットしていきます。
人それぞれ頭の形が違うので、お客様一人一人に合わせた分け方をします。
分けとった部分をお客様の骨格に合わせた切り方をしていくので、お客様に合ったカットのデザインに仕上げることができます。
もちろん手間も時間もかかるのですが、僕はこれが最高の結果をお客様にご提供できると考えているので、一切の妥協をせずに行っています。

「ホワイスでお願いするとスタイルの持ちが良い」「ホワイスに通うようになってから髪があまり傷まなくなった」とお客様に言っていただけることが多いのですが、実はその理由はベースカットなんですね。

髪を傷ませないために大事な薬剤の選び方

ホワイスのもう一つのこだわりは、お客様の髪を傷ませないことです。

髪の状態がみんな違うのと一緒で、美容室の薬液もそれぞれ役割の違う薬液が沢山あります。それを正しく使っていくことが大事です。
ところが、これも美容師によって知識や経験の差が大きいのです。
例えば、メーカーはパーマ液の種類が「ハード」「ノーマル」「ソフト」と3種類あると教えてくれることが多く、一般的な美容師もこのように薬液を分類して認識しています。
なので薬液の内容まで理解せずに、感覚のみで使用している美容師が実は大半なんです。
ただ、やはり感覚だけではお客様の髪に合わないこともよくあります。
例えばパーマの場合・・・（ここから少しマニアックになりますのでサラッと読んでくださいね(^o^?）
パーマのお薬を作用する還元剤と言うものがあり、還元剤の濃度が高いとお薬がハードとなり、逆に還元剤の濃度が低いとお薬がソフトになるという認識で話を進めるメーカーの営業マンがいます。
でもそれを真に受けてお客様に施術すると、実は髪を傷ませてしまったというようなことがあります。
実は還元剤が濃度が高いとお薬が強いのではなく、お薬のpHというものによって薬剤の作用は変わります。
だから還元剤の濃度だけではなく、お薬のpHまで認識しないと薬剤のことを本当に理解しているとは言えないんですね。
「え、プロなのにそんなことも知らない人いるの？」って驚くかもしれませんが、これが美容業界の現実だったりするんですね・・・。
僕は徹底的に薬剤のpHまでしっかりと理解したうえで、薬液の選定を行います。
ですからパーマやカラーをしても、可能な限り髪のダメージは最小限に抑えることができます。

ホワイスでスタッフ全員が取り組むこと

上記のようにカウンセリングやカット技術や髪を傷ませないことをホワイスでは、オーナーの久保だけではなくスタッフ全員がスキルを共有することで、どのスタッフが担当してもご来店くださるお客さまに満足してもらえるようお店づくりをしています。

なぜそうしようと考えたわけは、お店を大きくしたいわけではなく少しでも多くのお客さまに喜んでご満足いただきたいというただ１つの想いからです。

そのためにオーナーの全ての経験を１つのマニュアルとして制作し、カットに至っては１年以上かけて６つのスタイルから無限にカットできるようなものまで作りました。

シンプルかつお客様に喜んでいただけるものであり、美容師の経験のある方なら今日からすぐにでも実践できるものを作り、そこで得たスキルをお客さまに提供していきます。

傷まない薬液のスキルだけは一朝一夕では手に入るものではなく、縮毛矯正などは経験が特に必要なので講習を重ねる必要はあります。

しかし、髪を綺麗にするカラーや美髪トリートメントや髪質改善は、マニュアルを作ったことでカットと同様にどのスタッフがご担当してもお客さまに喜んでいただけています。

【最後に】

僕は小さい頃、自分の髪の毛のクセが強くコンプレックスがありました。
でも同級生のお父さんがやっている理容室でカットしてもらうと、くせ毛で広がる髪もうまくおさまって、子供ながらにとても嬉しく思ってました。
自分の中では理容室が非日常の空間で、いつも1ヵ月ごとに散髪に行くが楽しみになっていました。
その頃から「自分も髪の仕事をして人に喜ばれていいなぁ」と考えていました。

そして高校生になってからは、初めて縮毛矯正をかけました。
今までできないヘアスタイルにセットができるようになり「今までのクセはなんだったんだろう・・・」と感動したことを今でもハッキリと覚えています。
改めて美容師さんの仕事というのは、髪を通じてお客様に喜んでもらえるステキな職業なんだったんだと思いました。
職人仕事ですので美容師は大変な道になるだろうと予測しましたが、やはり一度きりの人生だしやりたい仕事を選ぼうと思い美容師を志しました。

そして美容師になってからの14年の間。
時には立ち止まりそうになった時も最初に美容師になったきっかけを思い出して、お客様に喜んでもらえる美容師になれる様にがむしゃらに頑張ってきました。
そうした経験やスキルを身につけて得たものを余すことなくお客様に提供したいという思いで、ここ兵庫県川西市にwhith(ホワイス)を開業しました。

そしてオープンして、約6年間オーナーである久保は一人で美容室営業してきましたが、お客様のおかげで今ではなかなか予約が取りづらい状況が続いて、せっかく「お店に来たい！」といって頂いているお客様がいるのにお断りしてしまうという風になってしまい、私もとても心苦しい気持ちでした。
だから「ホワイスに来たい」というお客様の予約が取りやすくなるようにしようと思い新しいスタッフを募集しようと思いました。
その間スタッフ教育のマニュアルを作成していつでもホワイスは美容師さんを受け入れる準備を進めていました。

そしてようやく2023年7月1日より、新しいスタイリストの方がホワイスの仲間になってくれました。

もちろん採用してスタッフになってもらうには、お店の規定をクリアしてもらう必要がありましたが、新しく入ったスタッフさんは、技術はもちろんのこと接客もお店の基準を大きく超えたスタッフが入社してくれることとなりました。

今後もホワイスはお店を大きくするといったことより小さいお店ながらもスタッフ全員がお客様に大きな喜びを提供できるようなお店作りを心掛けています。

是非whith(ホワイス)に来て頂いたあなたに、ヘアスタイルを通じてご満足いただき喜んでもらいたいと思います！